聴覚障がい児の言語発達

講義:聴覚障がい児の言語発達

1)聴覚障がい児の言語(音声・書記言語)獲得の困難さ 〜難聴疑似体験〜
聴覚障害による影響
・言語の役割との関係
・音声言語の獲得がない聴覚障がい児の言語発達の傾向
・文章理解について


2)言語の獲得に必要なこと 〜言語獲得の疑似体験〜
・共有する関係性
・指差し(指すもの←→指されるもの)
・イメージ(頭の中でイメージできないものは言葉に表せない)
・言語はどのように受容され表出されるか
・脳の構造から見た受容と表出
・音声言語の3領域 〜やりとり・情動の大切さ〜


3)Aちゃんとの係わり合いから学んだこと 〜事例VTRを見ながら〜
・ありのままに見ることの重要性
・様子の解釈
・受信、発信行動を助ける係わり合い
・自己選択→安心→出来るを大切にした係わり手の在り方
・言語獲得を手助けするために

○自律性「自分の判断で選び、自分からやる」
○独自性「障がい児に応じて助ける」
○関係性「安心できる人になる」
○情動の重要性は「ことば は こころ」
○受信と発信ができる。「分かる!出来そう!」


「その時の子どもと、相互交信を深める。」その一点をなによりも大切にしたい。

できること〜環境を整え、応答する〜
成長し、言語を獲得するのは子ども自身。私たちは環境を整え、子どもに応答する。