ナイトハイク!?
仕事が終わらなくて職場の仲間と残業になってしまいました。
那須はツツジが満開の時期を迎えていて、職場周辺の散策道を今度、帰りがけ(夜)に歩いてみない?って話になりました。
〝今度じゃなくて今でしょ〟って、最後まで残っていた仲間と夜の森に入ることになりました。
満月だったので、目が慣れてくると月明かりだけでも散策道は十分よく見えました。
展望台から那須塩原の街を見下ろすと街灯りがキラキラして見えました。満月ではうさぎさんがもちつきしている姿がはっきり見えます。
月に背を向けると、月明かりに浮かぶ茶臼岳と那須連山の稜線がすーーーーっと滑らかに黒く、美しく浮き上がって見えました…。
…やっぱり、わたしはここが好きで、離れることはできないなぁ…なんて考えたりして…。
今ここにいる二人の仲間は…いつかは帰らなければならない場所があって…。こういう時間はもう無いかもしれないなぁ…とか…
そんなことを考えたら…ちょっぴり切なくなりました。
わたしたちは木道から散策路へ入り、森の中へ進みました。
次第に背の高い茂った木の数が増えてきて、月明かりの届かない暗い森の中になりました。
沢の流れがある場所では、ゴォッコォッとタゴガエルの鳴き声がします。
ツキノワグマ出没注意の看板を見つけてビビりました。
それからしばらく歩くと、木の幹で羽化するエゾハルゼミをいくつも見つけました。背中が割れ出したもの、身体の殆どが殻から出て海老反っているもの、羽まで広がってきたもの、様々なポーズを観察できました。
羽化したばかりの透き通ったエメラルドグリーンの羽が美しいです
夜の森は少し怖かったけど、よい時間が過ごせました。
仲間たちに感謝です。