山へシバ刈りに…
おじいさんは山へしば刈りに…
四季風さんは山へ薪拾いに…
春です。
野山は草花を咲かせる準備が整っています。
梅の花が満開を迎えました
でも、四季風さんのお仕事は山に残されたまま。。。
今日の仕事は山で薪拾いです。
薪を拾っていると、ウシさんたちが四季風を伺いにやってきました。
ウシさん:〝なにやってんの〜〜???〟
四季風:〝薪拾ってんの〜。〟
昨日の雨で、山の斜面の土が柔らかくなっています。
恐いもの知らずの四季風は、急な斜面もどんどん軽トラックで進んで行きました。
荷台にはもうたっぷりの薪が乗っています。
しばらくして、軽トラックの荷台の重みと、急な斜面と土のゆるみで坂を上れなくなってしまいました。
左の後輪タイヤがゆるんだ土を滑らせて空回りしています。
軽トラックのすぐ後方には中途半端に伐採された高さ60cmくらいの幹が生えていて、これ以上後退することも出来ません。
タイヤの下に薪を挟んでもどうやったって独りでは動きません。
四季風:〝あ〜あ、これは無理だ〜。。。〟
四季風はしばし独り途方に暮れました。。。
〝積んだ薪を全部下ろせば坂をのぼれるだろうか?〟
〝いや待て。これで上がらなかったら二度手間になる〟
〝同僚の助けを呼ぶには…遠すぎる…。。。〟
仕方がないので、ウシさんの近くで作業をしていた農場のSさんに助けを求めました。
Sさんは、電動ノコギリで中途半端に残っていた幹を切ってくれました。
こうして軽トラックは斜面を後退しながら降りてくることができました。ほっ。。。
Sさん:〝こんな急な斜面はオレだって恐いよ〜。いや〜、落ちなくて良かった〟
四季風:〝スミマセン!本当に助かりました〜。次は気をつけます。〟