伝えるとは何か?

職場のメーリングでこんな問いが投げかけられました。



みなさま

「伝えるとは何か?」と問われて答えられますか?

JEEFの機関紙「地球のこども」の最新号で、古瀬さんがこの問いに対する考えを書いています。
参考になると思うので読んでみてください。
最後の小林さんのコメントも感じ入るものがあります。
こちら↓
http://www.jeef.or.jp/child/201312/tokusyu01.html

Y


これだけ。
たったこれだけなのに、わたしの中身はぐるぐるぐるぐる…と。。。。


この投げかけに対して、次のような返信をした仲間がいました。


Yさん みなさま

Mです。
難しいですね。

環境教育ではないけれど、、、
今日ラジオで
Aさん 「お正月は何をして過ごしますか?」
Bさん 「お雑煮を食べます。ふつうに。」
Aさん (「なんで?」)
Bさん 「こどもが生まれてから、文化を伝える(継承する)ことって大事だなって思って作って食べるようになったんです」

「伝える」ってとっても身近なことなんだなって思いました。
未熟な形で生まれてくる人間が、生きのびるのに、豊かに生きていくのに必要だったこと。

M



わたしも「地球のこども」読みました。
涙が出そうになりました。


かぐや姫の物語
勧めてくれたのはYさんでした。
前にも私の感じたことをずらずら書いたけど、それからずっと考えていることがあります。
数々の素晴らしい作品を作ってきたのに、どうして今になって誰もが知っている「かぐや姫」を使ったのか、ということです。
なぜそんなことを思うのか。


以前、私はある絵本作家のもとで8年間仕事をしていました。
作家が70歳を過ぎる頃、こう言ったのです。
〝わたしはもう今までのような細かな絵は描けなくなった…。長編ももう難しいだろう。〟と。


もしかしたら、高畑勲さんも同じなのではないだろうか、と…。


長い長い作品作りの人生の中で、わたしたちに伝えたい何か、何かを〝伝える〟その目的のために数々の作品を投じてきた。視点を変え、切り口を変え、何かを〝伝えよう〟としてきた。
高畑さんの伝えたいことは、本当に伝わったのだろうか?


…もしその伝えたいことが伝わってなかったのなら…!!


それを考えるとすごく悲しい気持ちになってしまいます…。


Yさんの投げかけで、改めて、「伝える」って何なのか。


わたしの答えは、まだ見つかりません。
とても難しいけれど、とても大切なことだと感じています。


みなさんはどう考えるでしょうか?