とちぎ元気フォーラム

とちぎ元気フォーラム



 福田県知事が各地域に足を運んで市民と意見交換をする「とちぎ元気フォーラム」に参加した。「安心・安全な地域社会」と「環境」について市民が直接質問ができ、お答えいただける機会があるのは大変良いと感じた。 一方で、一ヶ月ほど前に県都市計画審議会を傍聴してきた。審議に入る前に委員から栃木県の産業廃棄物処理施設数の全国的順位の問いがあり「全国で下から4位」との返答があった。それを証明する資料の配布は無い。
 今日の「とちぎ元気フォーラム」の中でも、〝栃木県の最終処分場数は全国で下から4位〟との発言があった。
 環境省の資料を探してみた。産廃処理施設数は調べきれなかったが最終処分場数は発言どおりの順位であることが分かった。しかし、この順位は県市町村が有する施設数で、民間最終処分場(に委託している数)は含まない数の順位であると注意書きがあった。これでは下から4位も疑わしい限りだ。民間であればいくつあっても構わないのか。私たちの安心で安全な生活環境は根っこから誤摩化されているかも知れないというのに「意義あり」と手を挙げる事もできず、現状を知らない人間が会議室で淡々と物事を決定する。傍聴していて大変悔しい。