栃通研学習会参加


栃木手話通訳問題研究会の定例学習会が那須塩原市で開催されました。
通研会員となって既に?年が過ぎました。今までは土日仕事で学習会完全不参加型幽霊会員でしたが、今回やっと参加する事が出来ました。初めてお会いした方も多かったと思います。通研学習会は厳しいイメージがついて離れずにいましたが、厳しい場所に身を置いてしまえば何とかなるものなんですね。
学習会スキルステップでは、30代と70代の男性2人の「震災時の状況について」のビデオ読み取りと、60代男性2人の生ライブ手話の読み取り、シャドーイングの学習を行いました。テーマが震災時の状況だったので、ブレーカー・ロウソク・天井落下・蛍光灯が落ちる・非常出口の選択・メールを何度送信してもなかなか通じないもどかしさ・物がなだれ落ちる様子・走行中の車の様子…etc、普段の生活では使うことがない手話表現が多くありました。普通に生活しているなかで使わないのですから、これらの災害時の表現を言葉に置き換える、さらに同時通訳となった時、自分の言葉の選択の幅があまりにも無いこと=単語をそのまま読み取っていることに気づきました。文法の違いは理解しているつもりですが、つもりでは通訳は出来ないと言う事です。日頃から一つの表現でも多く言葉に置き換えられる、言葉の引き出しが必要だと考えさせられました。
それともう一つ、男性だけが使う独特な表現(女性には別な表現があるものだったり)、言葉にしずらい表現・汚い表現(ちょっと下品な表現だった時)をどのように言葉に変換するか、これも難しいと感じました。
学習会や交流会に参加しても、初対面の方に対して自分から積極的に話しかける方ではないので、手話表現も読み取りの技術も低下の一途をたどっていますが、できるだけ学習会参加の数を増やして技術向上のため頑張りたいと思います。



通訳学習の前に準備体操もします


学習会は真剣!意見や質問も飛び交い学習します