県都市計画審議会


県都市計画審議会を傍聴してきました。
自宅から1Kmも離れていない工業団地内に特別管理産業廃棄物の処理能力をもつ焼却炉建設が平成19年から問題となっていて、それについて市が今月に入って許可を下し、県都市計画審議会に付議したからです。

産業廃棄物処理業者による市工業団地への産廃焼却施設建設計画に関して、同計画を「都市計画上支障なし」と議決される結果となってしまいました。
市民の1人として、市長の決定と市の対応に不信感を覚えずにいられません。


私が何故?と思う事を書きます。長文です。時間に余裕のある方はどうぞ。
できれば市と市長にお伺いしたいです。


産業廃棄物焼却施設建設における状況や会議内容などについて、私たち一般市民に全く情報提供が無く、翌日の新聞掲載という最悪の結果報告だけで、市民は蚊帳の外に置かれているのはなぜでしょうか?
58000名を越える反対市民の意志をどのように考えているのでしょうか?


建築基準法で施設の処理能力等が規制され、守られているにもかかわらず、その何倍〜十何倍もの処理能力をもつ焼却施設建設に市として積極的に許可を下し、但し書きについてまでも県都市計画審議会へ付議するとはどういうことなのでしょうか?


県都市計画審議会に付議する際の資料について、施設の設置配置図と処理フローの処理能力内容に医療系などの感染性産業廃棄物、消石炭・活性炭などの薬品、廃プラスチック類に付着する金属くず等の記載が無いのはなぜなんでしょうか?
施設建設地位置について隣が民家である事も記載されて無いのはどういう事でしょうか?
事実の記載をせずに審議にかけたことをどのように考えているのでしょう?
事実では無いとして付議の撤回を求めたいです。


産業廃棄物処理業者が施設内で処理するとしている「特別管理産業廃棄物」とは爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして令で定められているものであることを承知しているのでしょうか?
またそれに位置づけられる「感染性医療廃棄物」とは、医療行為等により廃棄物となった脱脂綿、ガーゼ、包帯、ギブス、紙おむつ、注射針、注射筒、輸液点滴セット、体温計、試験管等の検査器具、有機溶剤、血液、臓器・組織等のうち、人が感染し、若しくは感染するおそれのある病原体が含まれること、若しくは付着していること、又はこれらのおそれのあるものであることを承知しているのでしょうか?
福島原発事故による高濃度の放射能で汚染されたがれきや鉄くずが持ち込まれることにもなるでしょう。
このような処理能力を有する焼却施設が24時間フル稼働されるにも関わらず、市が積極的に許可するのはなぜなんでしょう?
市は安心安全な生活権と健康に、どのように責任を取るのでしょうか?
許可の撤回を求めたいです。


疑問を挙げたら限りがありません。
はっきり言って本当に残念でなりません。
住民は市に見放されました。死んでくれと言われたのも同然です。

私と関係の無い貴方も他人事ではなくなるかもしれませんよ。この廃棄物、東北から首都圏まで引き受けるんですから。場合によっては、東京電力の二の舞一直線です。