傲慢な運転手

お客様を迎えるサービス業をしてきて、今日という日まで〝そこまで傲慢か!?〟というバス運転手に初めて会いました。


定休日。〝どうしても開けてほしい〟という団体客からの依頼で、定休日だけど〝午前中のみ〟の条件つきで受け入れることになりました。
お客様は全員が年配の身体障がい者の方40名ほどで、車椅子は勿論、杖を持っている方、義足の方、視力障がいの方などさまざまです。
定休日前日に近くの旅館に宿泊するとの事で、閉店際にその団体のバス運転手が確認に来店されました。その際にびっくりするような発言をして帰ったのです。


〝定休日なのになんでわざわざ開けるの?〟
〝バスが通れないから明日来るのやめる〟
〝雨が降ってて来られないから〟

仕事をやりたくないのか、文句を言いたいだけなのか、とても感じ悪いです。そうした発言のやりとりをしばらく繰り返され、運転手は言いたい事だけ言って帰ってしまいました。
困ったのはそれからです。団体の代表からはキャンセルの連絡はないですし、定休日に出社して開ける訳ですから準備もあります。
宿泊している旅館に連絡したり、バスが通れる順路をファックスで案内したりバタバタしました。


翌、定休日。団体のお客様はいらっしゃいました。旅館の方が送迎するマイクロバスに乗って。雨の中。
マイクロバスの後部座席は車椅子専用になっていて、一度に4〜5人しか乗れません。旅館の方はそれを何度も往復して送迎してくださいました。
結局、前日に来た運転手は来ませんでした。送迎のお手伝いも無いのです。


代表の方に話を聞くと、この旅行課程の中で、見学場所の駐車場まで入ってもらえずに随分歩かされたようです。皆さん足が悪いのに。
はっきり言って、あきれました。
その運転手、年齢もいい大人(50代男性)なのに、やってることカッコ悪いし、残念。
自身が70歳を過ぎて、思うように身体が動かなくならないと解らないのね。かわいそうな人だと思うしかないです。