暑中見舞


暑中お見舞い申し上げます


しばらく雨ばかりのお天気でしたが、急に真夏日になった今日は、体調を崩した方も多いのではないでしょうか。
わたしも体調を崩してしまったうちの一人で、エアコンのきいた部屋で一日を過ごすと、夕方頃には頭痛と身体のだるさがでてきて仕事に集中できなくなりました。


‘エアコンの効いた涼しい部屋’と感じているのわたしだけかしら?
こんなことを書いている本を読みました。


数量というものを、あたまから毛ぎらいする人たちがいる。たしかに、数字は冷ややかなものだ。
二人の男が、論争していた。ひとりは、この部屋は暑い、といい、もうひとりは、いや涼しい、という。しかし、そういう論争はナンセンスだ。
「暑い」「涼しい」は主観的事実ではあろうが客観的事実ではない。客観的事実はどこにあるかー簡単である。それは温度計の目盛りである。その目盛りをを読めば、たとえば二十一度とある。そういうふうに数量化されたものは、だれが見てもおなじだ。そしてその二十一度を「暑い」と感じるか「涼しい」と感じるかは、それぞれの人間の状態だの体質だのによる。だから、そのばあい、「暑い」とか「涼しい」とか記録してもそれは、記録としてまったくといっていいほど意味をもたない。記録するためには事実は客観化されていなければならず、その客観化の方法として、数字にできるものは数字にしておいたほうがよい。
加藤秀俊著/「自己表現」より一部引用


外気の温度と室内の温度差は+-5度(まで)が良いといわれています。
長時間部屋の中にいると、体温も麻痺して、どんどん部屋を涼しくしないとまだ暑い、暑いと、現状の涼しさもエスカレートします。
もう十分に涼しい部屋を「暑い」と感じる方は、一度、外気に15分くらいふれて、部屋の中の温度を体感すると良いと思います。身体の冷やしすぎに注意してくださいね。


夏は暑くて当然。エコライフを意識してみるのも良いのでは?